メールマーケティング:顧客との直接的なつながりを築く方法

デジタルマーケティング

顧客のメールアドレスは重要な資産

どのような事業であっても既存顧客・潜在顧客のメールアドレスのリストを作ることは重要です。

なぜなら、メールはほぼ無料で顧客と直接つながることができる手段だからです。

FacebookなどのSNSの投稿はプラットフォーム固有のフィルターがかかっており、他のユーザからよく見られている投稿が優先的に表示されます。

さらにそのプラットフォームの表示アルゴリズムは定期的に見直されてることが多く、優先表示を狙った記事を作成しても、一夜にしてそれまでの努力が無駄になることがあります。

しかし、メールの場合は、受信者の受信ボックスにはすべてのメールが受信した順番に表示されます。

メールは昔からある手段ですが、現在もなお、マーケティングにおいても顧客接点を作る手段の一つです。

「リード・マグネット」でメールアドレスを集める

顧客のメールアドレスを集めるには「リード・マグネット」が必要です。

リードとは見込み客、マグネットとは磁石で、「リード・マグネット」は”見込み客を引き寄せるもの”を意味します。

「リード・マグネット」には以下のようなものがあります。

  • 無料資料のダウンロード
  • 無料のセミナー・研修の申込
  • 無料のニュースレター購読の登録

おそらく皆さんも資料のダウンロードや無料セミナーの申込と引き換えにメールアドレスを入力したことがあるのではと思います。

そのような仕組みはツールを利用すると簡単に実装することができます。

WordPressでホームページを作成していたら、無料ツールのConvertfulがお勧めです。

まずどのように自社のWebサイトにメールを入力してもらう部品(「オプトインフォーム」といいます)を組み込むかを選びます。

手順①どのような部品(ウィジェット)を使うかを選ぶ

次に文言を修正して、有効にするだけです。

手順②表示する文言を修正して有効にする

試しに、各ページの90%までお読みいただいた方に、メールアドレスを教えていただければ、有益な情報を提供しますというオファーを表示するようにしました。

ユーザ登録からここまでの所要時間はわずか20分ほどでした。

メール送付でできること

メールで使えるシーンは様々です。例えば以下のような目的で使えます。

  • 製品開発の市場調査
  • ブログやYouTubeなどの新しいコンテンツの案内
  • 既存顧客へのフォローと関係性強化

メールは顧客との距離を適度に保ちながらコンタクトできる利点もあります。

営業メールを1日に何通も送るとクレームになりかねませんが、相手の役に立つメールであれば、一週間に数回の頻度で送っても拒否反応を示されることは少ないのではと思います。

メールマーケティングサービスの利用

マーケティング目的のメールであっても、Gmailなどのメールソフトを使っている会社が意外に多くあります。

しかし、メールマーケティングをするなら、メールマーケティングサービスを利用することをおすすめします

メールマーケティングサービスの例としてMailChimpがあります。

MailChimpの無料プランは月1,000件までの送付制限(以前は月2,000件まででした)はありますが、メールマーケティングツールがどのようなものかをさくっと確かめたい場合にお勧めです。

メールマーケティングサービスを使うことの利点は大きく5つあります。

  1. 自社のWebサイトにメールアドレスを自動収集するための仕組みを組み込める
  2. 同じメールを多くの人に一斉送信が可能
  3. 顧客の興味関心・購入履歴などに応じて顧客を任意のグループに分けられる
  4. ルールに基づいて自動的にメールを送付できる
  5. メールの開封率やクリック率などの測定・分析ができる

メール開封率を向上させるポイント

メール開封率を向上させるポイントはネット上に溢れていますが、自分自身に実際に届いたメールを見ならがら、開封したメールとしていないメールの違いを研究するのがお勧めです。

そこから開封されるメールに共通する特徴を見出して、それを実際に試してみて、開封率を見ながら継続的に改善します。

一般的にはメール開封率アップのポイントには次のようなものがあります。

  1. 差出人はアルファベットよりも日本語、企業名よりも個人名が良い。
  2. 件名に興味を引く要素を含める。数字、時流、キーワード。例えば、年末に「【2023年】DX 10大イベント 総括」という件名のメールを送る。
  3. 決まった曜日・時間に配信する。会社員向けのメルマガの場合は、通勤時間(午前7~8時頃)や昼休み(午後12時頃)の開封率が高いと言われる。

ただ、これらが本当に開封率向上に寄与するかはやってみないとわかりません。

メールマーケティングサービスで「開封率」を見ながらトライ&エラーで改善していきましょう!

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